1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 23:19:35.77 ID:hho7FBkAO

「誕生日おめでとう、芳乃」

「痛み入るのでしてー。ねーねーそなたー」

「ん?」

「もう一つ欲しいものがあるのでしてー」

「何だい?」

いつもと様子が違う…?

「わたくしはーそなたの子が欲しいのでしてー」

…何だって?



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435933175

引用元: モバP「よっしーのたまご?」芳乃「たまごでしてー」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:42:04.81 ID:R9JnJ+PAO

「今のはオレの聞き違いか?…ん…むっ…」

「…はあっ…聞き違いではーないのでしてー」

唇を奪われ、言葉が途切れる
一瞬のはずが…どれだけ長く感じただろう
出所がわからない欲望を紛らわすように…強く抱きしめる

「…芳乃、いったいどうした?」

「…わたくしはー…そなたへの想いを抱えていたのでしてー…」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:51:26.34 ID:R9JnJ+PAO

「いつから…」

「それは定めのような導きでしてー」

「運命…?」

「そなたとの出会いにてーわたくしの心の失せ物がなくなったのでしてー…」

…一目惚れだと?…まさか…

恐る恐る、もう一度芳乃の顔をみる
今の彼女は…普段の神秘的な雰囲気からは全く考えられない
まるで、色欲の悪魔でも身に宿したような
…とても淫らな女の表情をしていた


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 22:10:27.75 ID:R9JnJ+PAO

「今ここに示しましょうー」

「芳乃っ、まっ…」

俺の意志は余りにも弱かった
…止められない
彼女が晒そうとする姿に…引き寄せられていた

「そなたー、これが…わたくしなのでしてー…」

帯を外し、さらけ出す
…ブラはつけていない
外見通り、殆ど膨らみのない胸…
か細く…手を伸ばしたくなる腹部のくびれ
…シンプルながら、欲情を煽る…純白のショーツ
思わず、呼吸が止まる


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 13:26:54.71 ID:rwrhEBfAO

「ねーねー…」

彼女の手が俺の頬に伸びて…

「そなたー…」

また、唇が重なる
今度は俺も応えるように…舌を絡めた

「ん…子供はまだ無理だ」

「ぷは…あっ、何ゆえにでしょうー…」

「…妊娠した体ではアイドルを続けることはできない。…体がもたない」

軽く髪の毛をとかすように指先を動かす
彼女の体を伝う汗が…とても美しい


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 13:46:33.83 ID:rwrhEBfAO

「芳乃は、嘘は嫌いだろう?」

「…邪なのでしてー」

「お前を崇めているファンへの影響は…俺との契りまでなら、問題ないかもしれない。
…だが、周りへの影響を抑えるのは難しい」

「ならばー…その方たちもわたくしを崇めればよいのでしてー?」

「…ああ」

…俺のわがままもいいところだ
だが…芳乃に魅入られた俺が…彼女を拒むことが出来るのか
いや、無理だろう
意を決して、芳乃の右の乳首に触れて…軽くつまみあげる

「ああっ…こ、これはー…?」

「こういう意図で、自分で触ったことは…ないか」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 14:02:18.15 ID:rwrhEBfAO

「体をまさぐりー自らを慰めたことはないのでしてー…」

「…そういう行為は知っているのか」

「故にー、そなたへの想いが邪に変わる前に伝えたのでしてー…」

…子供が欲しいってのは流石に幅跳びし過ぎではないか?

様子を窺いながら少し強く…乳首を捻る
芳乃は敏感に反応して…体をビクッと跳ねさせながら、甘く高い声を漏らした

「ひゃうっ?!…そなたの指が心地よいのでしてー…」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 14:22:07.35 ID:rwrhEBfAO

「包み隠さずに言えば…俺もお前を孕ませたくて仕方ないんだ」

「あう…んっ!まこと…でしてー…?」

さっきのキスで、一瞬で芳乃をアイドルではなく…一人の女として意識してしまった
…彼女の乳首を徐々に仕立て上げていく
唇を当て、舌で舐め回して…湿り気を馴染ませる
彼女の声が段々、色香を増していく

「はうっ…くっう…!これがー…男女の交わりなのでしょうかー…」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 14:38:16.36 ID:rwrhEBfAO

「そなたー、こちらにも手をー…」

俺の手が彼女の下半身に導かれる
いきなり中に入りたい衝動を抑えながら、布地越しで秘部に触れた

「はぁ…はあっ、あっ、そこは、そなたの標をー…受け入れる場所でしてー…」

「芳乃…」

この湿り気は…汗だろうか、それとも…
俺はまだ未熟な彼女の体に…どんどんのめり込んでいく
早く…この中を見て、暴いて、ほぐしたい


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 14:39:28.90 ID:rwrhEBfAO
また夜に
芳乃は難しいのについやりたくなるのはなぜだろう

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:33:53.34 ID:rwrhEBfAO

「…そなたー?」

この先に踏み入れたら、本当に彼女を妊娠させてしまう…
避妊具など当然、用意していない

「子をなすのが尚早ならばー…わたくしは従うのでしてー」
布地の下へ、手が飲み込まれる

「孕まぬための力をー…わたくしのたまごに注ぎましょうー…うっ…!」

指先は好奇心に敗れて、彼女の淫核をそっとなぶっていた
…表情の一つ一つが愛おしい


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 21:58:11.83 ID:CmUEIPOAO

…孕まないというなら、もう少し欲張りたくなる
白の布地をずらし、暴いて…淫らな艶を宿した桃色が現れる

「は、ふ…あっ、そなたー…まるで、心の臓を…握られたようでしてー…」

言葉は濁しているが、顔を隠す様子から察するに…恥ずかしいということだろう
俺だけが知っている芳乃を
俺だけに教えてくれる芳乃を
記憶に刻み込みながら、表面を撫でて慣らしていく

「あっ…そなたっ、そなたあっ…!」


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/06(月) 22:48:10.40 ID:CmUEIPOAO

「はあっ…はあっ…わ、わたくしはー…かまわないのでしてー…」

そこそこ濡れてはいるが…過剰なくらいがちょうどいい
襞や核へ、さらに刺激を与える

「か、かような痺れ…わたくしはっ…知ら、…あっ…ぇっ…!」

芳乃の呼吸と言葉が露骨に乱れている
力が入ったせいか…はっきりわかるほど、彼女のお尻の穴が蠢いていた

「ふーっ…ふぅ…うっ、あ…まだ、でしょうかー…そなたー?」

「もうちょっとな」
「ひゃあ…あっ…?!」

核に唇を近づけ…舌で転がして蜜を促す
声色の変化を探り、頃合を見て俺は顔を離し…表情を隠そうとする彼女の腕を引く


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 17:26:16.67 ID:R6LYZXnAO

「そなたー…わたくしのわがままをー…」

視線を重ねる
お互いの心を覗くように

「聞いてください…ませー…っ!」

抑えきれなくなった感情の流れのままに、割開く
ゆっくりと…彼女の純潔を

「はーっ、はーっ、はぁ…そなたあああっ…!」

少しかすれた彼女の叫びが、頭に焼き付いてくる
芳乃は華奢な体で精一杯、受け入れてくれた
俺は彼女の秘密を…一番奥まで、切り開く

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 17:36:39.95 ID:R6LYZXnAO

動きを止めて、体温を分け合う
まだ不慣れな体に、激しい動きは適していない…

「あ…そなたー…動かなくて…よろしいのでー…?」

「このままでいい。…慣れてからでな」

「お気遣い…痛み入るのでしてー…」

どちらともなく重なる唇
…生でやってしまったとはいえ
初めての交わりは、穏やかに過ぎていく
軽く撫でるような…弱い波のような快楽に、溺れていった

23: 要素全くない予定だったんだが 2015/07/07(火) 17:44:31.20 ID:R6LYZXnAO

後日…

「ねーねーそなたー」

「どうした…これは?」

「精のつくものを作ってみましてー」

…イカと卵とキノコ…と、何か赤い花の炒めもの?

「芳乃が作ったのか」

「でしてー」

なんか見えないオーラのようなものを感じるんだが、気のせいか…?


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 17:47:11.99 ID:R6LYZXnAO
ちょっとMP補給してきます
安価ではないですが芳乃へのネタ募集します

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:33:54.95 ID:R6LYZXnAO

…それの凄まじさを、後で思い知る
体全体が火照って、まるで寝れる気がしない
それでもひとまず横になろうとすると…
当たり前のように布団の上で足を開きながら、芳乃が俺を待っていた

「効果覿面でしてー?」

「…お前なあ」

防水代わりに追加のシーツまで敷いてある
彼女の服は…中が透けて見える半透明の、丈が長い上着のみ
下着は一切つけていないので…当然、見えている
それどころか…ローションらしきもので自分をほぐしている、用意のよさ…

「こうすればよいと…ん、思し召しがありましてー」

思わぬ彼女の行動に、様々なものが湧き上がる
愛しくもあり、恐ろしくもある…


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 22:10:26.34 ID:R6LYZXnAO

「そ、そなたー、見えましてー…?」

「よく…見えるよ」

誘われるままに中指を差し込んで、感触を確かめる
それから彼女の体を…脇腹が下に来るように傾け
位置を調整しつつ一番奥まで突きやすい体勢にし…貫く

「ふ…うっ!?あ、…ああ…っ」

「…芳乃」

「え…ええ…動いて、くださいませー…っ」

前回の分まで…勢いよく動きたい衝動に駆られ、なんとか堪えた
…一度一度の動きを噛み締める
彼女の器に対して、それはいつまでもつだろうか


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 20:18:08.61 ID:a1D9NlyAO

「ひいっ…いっ、そ、そなたの力を…感じ、まして…ぇっ!?」

「ふ…う、痛みは大丈夫か?」

「苦痛は、感じないの…で、…ん…んんっ…!」

深まる繋がりに酔いしれる
芳乃の顔は前回に増して…艶やかに彩られ
こぼれる唾液がとても美しく見えた

「そなたのっ、命の流れをー…っ、わたくしに、わたくしにっ…」

あっという間に搾り取られそうだった
彼女の体はまるで…性行為を神聖な儀式に捉えて、適応してきているように思える
…命の儀式には、違いないが


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 20:33:14.82 ID:a1D9NlyAO

「あっ…ああっ!そなたの命でー…わたくしのたまごを…」

今更気づいたが、既に遅い
…むしろこのまま、孕ませたい
プロデューサーの理性などとうに吹き飛んで
本能が剥き出しになっている

「孕め…芳乃っ」

「祝って…くださいませっ…ふあ…あ…!」

しっかりと奥まで挿入した状態で
芳乃へ精液を注ぎ込む
…快楽の波の時間はとても長かった

「あう…うっ、そなたの…そなたの願いをー感じましてー…。
ふふ…それは邪ではないのでしてー。悩むことはありませんゆえー…」

彼女は…笑っていた


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 20:41:40.69 ID:a1D9NlyAO

「ねーねーそなたー」

「ん?」

「そなたより不安の類である念を感じましてー」

「ん、まあ心配ではあるな…」

激情に従って、何度も彼女の中を染め上げた
言葉をよそに俺は繋がりを解かないまま、彼女を抱きしめている

「わたくしとそなたならばー道は切り開けるでしょうー」

「芳乃…」

「それよりもー」

「…え?」



「次の交わりはどのように致しましょうー」


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/09(木) 00:36:04.31 ID:y70uDIFAO

「ほほー…これは普段の湯浴みより心地よいのでしてー」

「調子に乗ってのぼせないようにな?」

繋がったまま湯船に入り…動かずに肌の温もりを確かめあう
気の向くまま、唇でお互いに触れて楽しむ

「はふー…心がゆるりと満たされましてー…」

「ははっ」

二度の交わりとは異なり、普段俺に見せる微笑みを浮かべていた
この状況では、逆に新鮮ですらある


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/09(木) 00:50:53.52 ID:y70uDIFAO

「風呂でうとうとするのは…失神の類って聞いたなそういや」

「それはよろしくありませんゆえー」

抱擁をほどほどに切り上げ、体を湯船から出していく
…繋がりが解けたのを見計らうように、彼女の手が俺の下半身へ伸びてきた

「…そなたー。わたくしは標の目覚めを促す儀を身につけましてー」

そっと、そこを掴まれる
彼女の儀式は、まだ終わる気配はない
彼女の『たまご』に俺のかけらを宿すまで
いや…その後も
彼女は俺を、俺は彼女を
…求め続けるのだろうか