1: ◆/BueNLs5lw 2016/09/11(日) 22:41:26.95 ID:iEwJrApj0
これまでの似たようなss

にこ「私以外、みんなドMウイルスに感染した?」

海未「は? わたし以外、みんな羞恥プレイに目覚めた?」







屋上


善子「ふふふ……堕天使ヨハネ、ついに召喚魔術を使えるようになったわよ!」

ビヨン!
ビヨン!

花丸「あれ、何もってるの?」

ルビィ「善子ちゃん、熱中症? ポカリいる?」

善子「善子言うな!」

ビヨン!
ビヨン!

ルビィ「なあに? ピンクで細長くて……なんだか」

善子「近所のリサイクルショップで掘り出した聖遺物よ!これでサキュバスを召喚し、全てのリトルデーモンを完璧な支配下におくことができる!」

グリグリ!

ルビィ「ピギィっ」

バシっ

善子「あ、聖遺物が!」

コロンっ

曜「こーら、みんな練習終わったら早く帰る……ん? なにこれ?」

ヒョイ

引用元: 曜「え、みんな黒魔術によってリトルデーモン?」(百合エロ)

4: ◆/BueNLs5lw 2016/09/11(日) 22:47:09.31 ID:iEwJrApj0
曜「これって……まさか」

善子「ちょ、ちょっと返しなさいよっ!」

ガシっ
ミョンミョン!

曜「あれ、なんか熱く……」

ピカッ!

善子「ひゃああッ!?」

曜「うおお?!」

ドオオオン!!

曜「おうふ!?」

ドサッ

ルビィ「曜さん?!」


5: ◆/BueNLs5lw 2016/09/11(日) 23:02:08.63 ID:iEwJrApj0
5分後――

曜「……ん」パチ

グッグッグッ

果南「意識が戻った!」

曜「げほッ」

クラクラ
ムク

曜「おや、なにがあったんでありますか……」

善子「や、やっと起きた」へなあ

千歌「曜ちゃん!!」

ガバッ――ギュッ

梨子「良かった……生きてた」ハアッ

ルビィ「良かった、良かったよぉ」ブワッ

花丸「びっくりしたずら……」グスッ

鞠莉「救急車呼ばなくてもノープロブレム! ダイヤ!」

ダイヤ「はあ……心臓が止まりましたわ」

曜「ん? みんな集まって……やだ、照れる」テレ

千歌「5分くらい意識なかったんだよ?! も、もうもう、死んじゃったんじゃって――ううッ」グス

6: ◆/BueNLs5lw 2016/09/11(日) 23:07:51.62 ID:iEwJrApj0
曜「おー、よしよし」

ナデナデ

梨子「何か、爆発音がしたのよね」

曜「えー、確か、ピンクの卑猥な物が爆発したような」

善子「ぎくッ」

花丸「善子ちゃん」

ススッ

善子「ず、ずら丸、何よッ」

花丸「んー?」

善子「さ、先に帰るわ!!」

ダダダッ

曜「ん?」



7: ◆/BueNLs5lw 2016/09/11(日) 23:23:38.46 ID:iEwJrApj0
ダイヤ「大事を取って、今日は早く帰った方がいいでしょうね」

鞠莉「タクシーを呼んでおくから、それで帰りなさい」

千歌「じゃ、じゃあ送って」

果南「千歌は、ダメ。私が、送っていくから」

千歌「うええッ」

梨子「今日は、千歌ちゃんのパートをしっかり練習しないといけないでしょ」

曜「み、みんななんかよく分からないけど、おおげさじゃ」

ダイヤ「果南」

パンパンッ

果南「はいはい。よいしょ」

ガシッ

曜「ふえ?」

果南「おひとりさま、ご帰宅~」

鞠莉「よろしくデース」

9: ◆/BueNLs5lw 2016/09/12(月) 22:44:39.36 ID:hYmsJKd80
―――
――


ウロウロ

善子「やばい……やばいやばいんですけどおおお」

花丸「なにが?」

善子「あの聖遺物マジもんだった……って、ズラ丸!?」ギクッ

花丸「善子ちゃん、みんなに迷惑かけちゃだめだよ? それに、あれ、聖遺物なんて神聖なものじゃなくて……明らかに違うものずら」

善子「嘘ッ、だってサキュバス召喚できますってPOPに書いてあったわよ!」

花丸(それを信じちゃうんだ、善子ちゃん相変わらずだなあ。そもそも、サキュバスって、悪魔だから聖遺物なんてものないし……まあ伝えなくてもいっか)

善子「で、でもまさか爆発するなんて……思わなくてッ、も、申し訳ございません!」

ドゲザッ

花丸「謝るのは私じゃなくて、曜ちゃんにね」

善子「は、ははあッ」

花丸「明日一緒に行ってあげるから」

善子「ず、ズラ丸ぅぅぅうう……!」グス

花丸「よしよし」

10: ◆/BueNLs5lw 2016/09/12(月) 23:19:59.20 ID:hYmsJKd80
―――
――


ダイヤ「1、2、3、4、5、6、7、8!」

パンパン!
パンパン!

ダイヤ「千歌さん! 余所見しない!」

千歌「ご、ごめんなさいッ」

梨子「曜ちゃんなら、きっとけろっとして明日また学校来るわよ」

千歌「だ、だよねえ。うん、曜ちゃんを信じてる」

鞠莉「大げさねえ」

ルビィ(あれ、花丸ちゃんがいない?)キョロ

15: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 00:41:01.57 ID:nNH3SLeQ0
ルビィ「お姉ちゃん、花丸ちゃんてもう帰ったの?」

ダイヤ「ああ、あの子なら善子さんの後を追いかけていかれたような」

ルビィ「ええ……。うーん、じゃあ、ルビィももう帰ろう……」

千歌「じゃあ、私ももう……」

ダイヤ「あなたは特訓ですよ?」ニコ

ガシ

千歌「鬼ィ……ッ」

梨子「あとちょっとだから、頑張りましょう」

鞠莉「みなさーん、いったん、糖分補給しまショウ!」

ハーイ

16: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 01:07:43.12 ID:nNH3SLeQ0
―――
――

曜の家

曜「果南ちゃんごめんね、送ってもらって」

果南「いいって。あれ、曜ちゃん鎖骨に何かついてるかも」

曜「ふえ?」

サス

曜「とれた?」

果南「いや……痣?」ジッ

曜「倒れた時に打ったのかなー?」

果南「かもね。ま、心配かけさせないでよ」

ポンポン

曜「もー、子ども扱いして」

果南「してないしてない。曜ちゃんが子どもだったら、千歌なんて赤ちゃんでしょ」

曜「ひどーい。千歌ちゃんに言ってやろー」

果南「痛くもかゆくもないわ。じゃ、私、手伝いあるからもう帰るけど。お大事に」

フリフリ

曜「あ、うんッ、ありがとうね」

フリフリ

17: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 01:12:57.52 ID:nNH3SLeQ0
そして、翌朝――

TV「全国的に晴れ間が広がっており……」

曜「あっと、もうこんな時間か」

母「昨日倒れたんでしょ? 休まなくていいの?」

曜「全然平気平気。行ってきまーす」

母「あれ、それどうしたの?」

曜「え?」

母「首の」

チョイチョイ

曜「……」

トタトタ


鏡の前――

曜「……つぼみ? みたい」


18: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 01:20:08.53 ID:nNH3SLeQ0
―――
――

学校

2年の教室
お昼休み

曜「え、千歌ちゃん気分悪くて保健室行ったの?」

梨子「ええ、そうみたい」

曜「元気だけが取り柄なのに」

梨子「……あ、あの」

曜「うん?」

梨子「千歌ちゃんがいない間に、曜ちゃんに頼みたいことがあるのだけど」

曜(梨子ちゃんが私に……めずらしい。なんだろう)

曜「ヨーソロ! 何でも言って!」ニコ

梨子「帰りのバスで私にチカンして欲しい」

19: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 01:22:50.74 ID:nNH3SLeQ0
曜「てい!」

バシッ

梨子「あいたッ」

ドサッ

曜「真面目な顔して何言いだすかと思えば。私のツッコミ力がなかったら大火傷するところだからね?」

梨子「冗談じゃないのよッ!」

ガシッ(曜の足を掴んだ)

曜「お、おう」

梨子「本気なの、私は。本気で、曜ちゃんにチカンされたもごごごッ!?」

曜「シャラップ!」

23: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 20:41:17.27 ID:nNH3SLeQ0
他の生徒「ざわざわ……え、なに?」

他の生徒「今、何か……」

曜「ほら、梨子ちゃんが性犯罪者みたいなこと言うからみんなが驚いてるよ? 気を確かにね?」

梨子「もごもご」

曜「え、なに。って、あ、私が口抑えてるから喋れないんだ」

パッ

梨子「ごめん、私何言ってるのかしらね」

ススッ

曜「どうして、私の手をさりげなく掴んで自分のお尻の方に持っていってるの?」

24: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 20:52:24.35 ID:nNH3SLeQ0
梨子「分からない……」フルフル

曜「警察呼んどく?」

梨子「いいえ」フルフル

曜「これ、指何本?」

スッ

梨子「3本」

曜「うん、正解。梨子ちゃんて、お尻意外と柔らかいんだ」

むにゅ

梨子「きゃッ」カア

曜(これは手に負える事案じゃない)

25: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:12:42.08 ID:nNH3SLeQ0
放課後

曜「え、千歌ちゃん帰ったんですか?」

先生「そうなの。ちょっと熱っぽいって本人は言ってたみたい」

梨子「昨日、練習させすぎたせいかもね…」

曜「かなあ」

曜(そんなことで、千歌ちゃんが休むはずがないんだけど)

曜(そして、そうなると、昨日みんなハードな練習をしたから、今日は自主トレ日にしてるので、梨子ちゃんと二人で帰らなくてはいけなくなる)

梨子「帰ろうか」ニコ

曜「うん」

曜(いい笑顔)

26: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:15:11.78 ID:nNH3SLeQ0
バス停

曜(ああ、もしかしたら夢かもしれないよね、さっきのこと)

曜「梨子ちゃんさ、ちょっと私のお腹思いっきり掴んでくれない?」

梨子「いいけど?」

ガシィ!
グニュ!

曜「痛い!めっちゃ痛い!」

梨子「だ、大丈夫?」

曜「う、うん――はあッはあッ」

梨子「急にどうしたの?」

曜(それは私の台詞だから!)

27: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:18:06.01 ID:nNH3SLeQ0
ブロロロ――

梨子「バス来たわ」

曜「珍しい、けっこう混んでる」

梨子「ほんと」

曜「前の方、ぎりぎり二人立てそう」

プシュー
トタトタトタ

バタンッ
ブロロロ――

28: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:27:31.90 ID:nNH3SLeQ0
ギュウギュウ

梨子「曜ちゃん、苦しくない?」

曜「う」

ガタンッ
むぎゅッ

梨子「あッ」

ふにょッ

曜「ごめん、梨子ちゃんッ」

梨子「……」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「ごめんね、曜ちゃん。ムラムラしてきたわ」

29: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:35:03.98 ID:nNH3SLeQ0
曜「あ、ほらほら、私たちのラッピング船が通ってるよー」

梨子「曜ちゃん」

スッ

曜「え、なにかな」

梨子「ちょっと、ほんのちょっとでいいの。お尻と胸を同時に後ろからさすってくれたらそれだけでいいわ」

曜「しないよ?」

梨子「どうしてッ」

曜「どうしてって、私はこんな可愛い容姿の女子高生だからまだしも、これ、目つきの悪いメタボのおっさんだったら確実に豚箱で豚餌食べないと行けないからです」

梨子「じゃあ、大丈夫でしょ」ニコ

曜「や、やだ。その笑顔には騙されないもんッ。しませんったらしません」

梨子「……」スッ

曜(もお、今日4月1日? 梨子ちゃん、こんなに私のことからかってどうするつもりなんだろ)


30: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:40:50.97 ID:nNH3SLeQ0
曜(ここは、むしろあえて乗って、先祖代々受け継がれる渡辺家のテクを披露してやるべきかな)

梨子「どうしても、ダメ?」

曜「ふう、そこまで言うならほんの少しだけ要望に応えてあげる」

梨子「ありがとう」フフッ

曜(でも、これってチカンになるのかな)

梨子「後ろ向いてるね」

クルッ

曜「……」

曜(これほど嬉しくないお願いもないね)

曜(……左手は、胸に添えるだけ。右手はえぐりこむように、スカートの下へと打つべし!)

スッ
プニッ

梨子「ッ……ン」ビクビク

曜(ばれませんようにばれませんように)バクバクッ

31: ◆/BueNLs5lw 2016/09/15(木) 21:43:46.18 ID:nNH3SLeQ0
曜(後は船の操縦と全く同じ要領だね)

サスサス

梨子「ぁ……」ビク

曜「しー……声出しちゃだめだから」

梨子「え、ええ」

曜(……)

サスサス

梨子「……ッ」ビクン

曜(あれ、私何してるんだろう)

34: ◆/BueNLs5lw 2016/09/18(日) 22:19:56.56 ID:37lpd/JC0
曜(友だちのため、そう、友だちのためだから何も問題ないはずだよね?)

曜(逆に、私、今人助けしてる?)

曜「いや、なわけない」

梨子「ッ……」

曜「あ、あのもういい?」

梨子「だめよ」

ガシッ

梨子「曜ちゃん、全然なってないわ」

グイッ
トン――

曜「へ、え、梨子ちゃん? ……ッぁ」

梨子「こう、するの」ボソ

クイ

曜(か、壁クイ?)

サワサワ

曜「ンぁ……?!」

梨子「声、おっきいから」ボソ

曜(な、なんで立場が逆転してるの~ッ)

スリスリ

曜(太もも同士を、こすり合わせるないでよぉ……ッぅ)ビク

35: ◆/BueNLs5lw 2016/09/18(日) 22:34:08.64 ID:37lpd/JC0
梨子「おっきいね……」ボソ

曜「な、なに……がッ」ビク

梨子「ふふ……」

フニョフニョ

梨子「ここ」

くにゅ

曜(……ッ!!)ビクビク

カクンッ

曜「わッ」

ギュッ

梨子「大丈夫、曜ちゃん?」

曜「ら、らいじょうぶ……」

36: ◆/BueNLs5lw 2016/09/18(日) 22:42:18.70 ID:37lpd/JC0
車掌『次、停まります~』

梨子「今の、できるわよね。曜ちゃんなら」

曜「で、できるけど」ビクビク

梨子「……曜ちゃん?」

曜「む、無理、ごめんね!」

車掌『ドアが開きます~』

曜「じゃ、また明日!!」

バッ

梨子「そんな、待って曜ちゃんッ」

曜「ごめんね~ッ」



――――
―――
――


とある海辺

曜「……夢かな」

曜「熱?」

ピト

曜「人肌に温まっておりますな……」

曜「……」

曜(私、初めてチカンしちゃったよ)

曜(お嫁、行けるかな?)

曜「へへへ……」


37: ◆/BueNLs5lw 2016/09/18(日) 22:54:16.50 ID:37lpd/JC0
―――
――




曜「あ、千歌ちゃん体調戻ったかな」

曜「電話してみよ」

スス――

曜「ついでに、梨子ちゃんのこと相談……いやあ、待てよ。あれが、梨子ちゃんの特殊な性癖だったとして、私だけにそれをバラしたとしたら千歌ちゃんに言っちゃまずいんじゃないかな。やっぱり、これは私の胸だけに納めておこう」

曜「明日になったら、戻ってるよね」

スス――
プルルル
ピッ

曜「あ、千歌ちゃん?」

千歌「よ、曜ちゃんッ……ごほッ?」

曜「なんだよー、そんなに驚かなくてもさ」

千歌「あ、ごめん……なにか、あった?」

曜「バカ千歌めー、具合が心配だったからかけたの」

千歌「……あは、ッ……あ、りがと」

曜「なんか、息切れしてる? しんどいなら、切るよ」

千歌「曜ちゃんの声、聞いたら……ッめっちゃ元気出てきたよ!」

曜「それなら嬉しいけど」

千歌「へへッ……ッあの、でも、ごめんねやっぱり切るねッ」

曜「千歌ちゃん?」

千歌「ごめんねッ……」

プッ

曜「あ」

曜(なんで、申し訳なさそうだったんだろ)

38: ◆/BueNLs5lw 2016/09/18(日) 23:09:56.60 ID:37lpd/JC0
曜「はあ、でも今日は完全にキャパオーバーだった」

曜「梨子ちゃん、ピアノコンクールから帰ってきてせっかく仲良くなれたと思ったのに」

ドサッ
モフッ

曜「新しい壁が出現するなんて」

曜「でも、私が我慢すればいいだけだしね。大丈夫大丈夫」

ゴロゴロ――

曜「……あ、梨子ちゃんからメッセージ……ありがとうってきてる」

ゴロゴロ――

曜「明日もよろしく、か」

曜(ほんとに、大丈夫……かな?)

41: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 06:58:34.40 ID:LwO3kqf+0
翌日
教室

曜「梨子ちゃん、おはよー」

梨子「おはよう。あれ、今日も千歌ちゃんお休み?」

曜「そうなの。電話は出れるんだけど、しんそどうだった」

梨子「そっか。じゃあ、今日は千歌ちゃん抜きで練習しましょう」

曜「うん」

曜(あ、元に戻ってる?)ほッ

曜「ていうか、梨子ちゃん、昨日は大胆だったから私驚いちゃったし」

梨子「え、ああ」

曜「東京では、流行ってたりするの?」

梨子「まさか」フルフル

曜「へ」

ガタッ

梨子「それよりも、曜ちゃん。私、されるより、する方が性に合ってるみたいなの」ニコ

ギュッ

曜「り、梨子ちゃん、ここ教室だからッ」

梨子「あ、ごめんなさい」

カタンッ

曜(お、終わらない悪夢……)

42: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 07:03:25.55 ID:LwO3kqf+0
昼休み

曜「ご、ごめん梨子ちゃん。私、どうしてもお昼に用ができちゃって、すぐ戻ってくるけど先にご飯食べてて」

梨子「待ってるわ?」

曜「ううん、遅くなったらいけないから。じゃ!」

タタタタッ

梨子「……」



――――
―――

理事長室

タタタタッ

曜「はあッ、はあッ……」

曜「こんなこと相談できる相手ってマリちゃんくらいかな……」

43: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 08:01:23.69 ID:LwO3kqf+0
コンコン

曜「失礼しまーす」

ガチャ

鞠莉「ハーイ、どうしたの曜?」

曜「実は、梨子ちゃんのことで相談が」

鞠莉「また、嫉妬ファイアーしちゃったのかしら?」クスクス

曜「違う違うッ、まあ、どっちにしろ言い難い要件なんだけどさ」

鞠莉「ハード? 曜が困るようなことって興味あるわ」

曜「それが、梨子ちゃんが変なんだ。急に、チカンして欲しいって言ってきて、私に胸とかお尻とか揉ませようとするんだよッ。しかも、いつの間にか私の方が襲われる羽目になってるし、もう白昼夢かと」

鞠莉「へえ、どんなことされたのかもっと詳しく知りたいなあ」ニコ

曜「「んん?」

カタンッ
カツカツカツ――

鞠莉「可愛い曜、私もお願いしたらしてくれるのかしら?」

カツカツカツ――

曜「鞠莉ちゃん、え、えっと」



44: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 08:15:38.04 ID:LwO3kqf+0
ガチャン

曜「なんで鍵閉めたのッ?」

鞠莉「邪魔する人がいたら興醒めでしょ?」

シュル

曜「まさか」

シュルル――パサッ

鞠莉「曜、ほんのひと時現実を忘れて、私に甘えていきなさい。うりゃ!」

ガバッ

曜「あんたもか! ひえッ」

ズササッ

鞠莉「避けちゃだ・め」

曜「怖い怖い! 何言ってるの?」

鞠莉「ちょっと、ハグしよ?」

曜「果南ちゃんがいるじゃんッ」

鞠莉「遠慮しないで。果南!」

パンパンッ
ヌ――

果南「はいはーい」

曜「いたの!? いたなら止めて……か、なんちゃん?」

45: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 08:36:31.27 ID:LwO3kqf+0
果南「曜ちゃん、いつも千歌を支えてくれてありがとうね。今日は、いっぱい甘えなよ」

ぎゅむ
ふにょ

曜「わ、果南ちゃん、離しッ」

果南「ハグ」ニコ

曜「も、もお」

鞠莉「むー、果南が前からなら、私は後ろからハグ!」

ぎゅー

曜(さ、サンドウィッチみたいになってる)ドキドキ

果南「鞠莉」

鞠莉「ん」

チュッ
チュパッ

曜(何か、始まった!?)

鞠莉「ッぁ、果南舌激しい。曜が見てるのに」

果南「後輩に見られて感度が上がるくせに」

鞠莉「曜、見てて……抱きしめながら、見てて」



46: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 08:43:56.66 ID:LwO3kqf+0
曜「く、苦しいッ」

チュルッ
ペロッ

曜(うわ、舌と舌ってあんな風に使うんだ)チラ

果南「曜ちゃん、その上目遣いくるものあるよ」

曜「そ、そんなつもりじゃ」

鞠莉「うろたえちゃって、ソーキュート」

スリスリ

曜「ひあッ」ビク

曜(二人とも、すごく、良い匂いがする……)くらくら

ちゅぱッ
チュクチュク
ゴクッ

曜(え、ええ、もしかして、唾液交換してるッ!?)

ツ――ポタポタ

曜「……ッ」ゾク

47: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 08:59:09.58 ID:LwO3kqf+0
果南「曜ちゃんのあごに落ちちゃったね」

ペロ

鞠莉「曜のほっぺた、美味しそう」

ペロ

曜「舐めないでよぉ……」ゾクゾク

カクン
トサッ

果南「あれ、腰にきた? ん、何この痣」

カリッ

曜「うあッ」ビク

果南「いい反応」ニコ

鞠莉「ずるーい」

カリッ

曜「んっぁ!」ビクビク

曜(ハァっ……ここに、いたら変になる)

曜「お願い……離して」

鞠莉「ちゃんと甘えてくれないとダーメ」

曜(そんなこと、言われても)

果南「うん、曜ちゃん……ほら、普段千歌にできないことしな」

曜「……べ、別に」

鞠莉「我慢してると、解放してあげないわよ?」

曜(……そんな、なんでこんなことに)クラクラ


48: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 09:15:04.37 ID:LwO3kqf+0
ナデナデ

曜「やめ……」チラ

曜(う、でも、お昼休みが終わっちゃう)

曜「果、果南ちゃん……」

ぎゅう

曜「私、甘え方……分からない」

果南・鞠莉「「………」」ニヤニヤ

曜「な、なにその顔」

果南「可愛いよ、曜ちゃん」

鞠莉「簡単なことだわ、曜」

曜「あ、のお?」

果南「ああ、でも教えてあげない」

曜「ええ?」

鞠莉「ま、意地悪」

果南「もう少し、熟成させておこう?」

鞠莉「オーケイ」

曜(た、助かった……)

49: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 09:21:07.32 ID:LwO3kqf+0
――――
―――

放課後

ぐで

曜「……」

梨子「曜ちゃん」

ユサユサ

梨子「練習、行かないの?」

曜「行く……」ゲソ

梨子「疲れてる?」

曜「大丈夫だよ」

梨子「少し、スッキリさせてあげようか?」ニコ

曜「うわ! 何か急に力がみなぎってきた! 全速前進!ヨーソロー!」

タタタっ

梨子「あ、もお」

タタタっ

50: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 09:38:54.88 ID:LwO3kqf+0
練習後――

ダイヤ「曜さん、千歌さんの具合はよろしくないんでしょうか」

曜「よくはなってきてるみたいなんだけど、今日帰りによってみる」

ダイヤ「諸経費について連絡事項がありますので、私も参りますわ」

曜「え、ホント?」

ダイヤ「ええ」

曜「た、助かった」

梨子「どうしたの?」ニコ

曜「なんでもないよ?」

51: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 09:50:20.02 ID:LwO3kqf+0
ダイヤ「……家の方に、プリントを忘れてきてしまって、一度来てもらってもかまいませんか?」

曜「あ、それは構わないよ。飛び込みの方もないし」

ダイヤ「良かった。お手間を取らせてごめんなさい」

曜「いえいえ」

曜(これで、梨子ちゃんは手が出せないはず)


――――
―――

曜「梨子ちゃん、また学校でねー」

フリフリ

ブロロロ――

ダイヤ「こっちです」

曜「はーい」

テクテク

52: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 09:53:42.96 ID:LwO3kqf+0
ダイヤの家

曜「相変わらず、大きい……」

ダイヤ「どうぞ、中へ」

曜「え、大丈夫。外で待ってるよ」

ダイヤ「いえ、そういう訳にはいきませんから」

曜(お嬢様だなあ……)

曜「じゃ、お言葉に甘えて」

曜(でも、プリント取りにきただけなのに、変なの)


53: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:08:57.73 ID:LwO3kqf+0
客間

ダイヤ「お茶、どうぞ」

曜「どうもどうも」

ズズっ

曜「ふー。落ち着きますなあ」

ダイヤ「お茶菓子もどうぞ」

曜「って、いいよ。すぐ出るのに」

ダイヤ「そうですの? まあ、そう言わずに」

曜「……生徒会長? そ、そう言えばお家の人とかは」

ダイヤ「生憎、みな出払っておりませんの。何か、不都合でも?」

曜「そういうんじゃ、ないんだけど、うん」

曜(なにかな、嫌な予感がすっごいする)

91: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:29:35.64 ID:LwO3kqf+0
曜「ほら、バスの時間とかあるしね」

ダイヤ「まだ、多少大丈夫ですわよ」

曜「う、うう……あれ」ふら

曜(急に、眠気が……)

ダイヤ「あら、効いてきたのですね」

曜「え…」くらくら

ダイヤ「大丈夫、少しぼーっとするだけですから」

曜(上手く、喋れない……身体も、重たい)

曜「っ……」

ダイヤ「他の人に先を越されてしまいましたけど、私が最初にその蕾を開花させてさしあげますわ」

コスコス

曜(痣の所が……蕾みたいになってる)

ダイヤ「この蕾が開けば、契約が完了するのです」

曜(善子ちゃんみたいなこと言ってる……)

ダイヤ「一生、快楽から離れられなくしてあげます」

曜(ひいいっ……)

ダイヤ「時間もありませんし、他の方のように生温い方法は取りません」

サワっ


98: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:37:50.93 ID:LwO3kqf+0
曜「ま……ッ……う」

ダイヤ「何を仰っているのかさっぱり」ニコ

プチ
ジー
スルスル

曜(スカート……ぬがさ)ビク

ダイヤ「全部、任せておけば良いのです」

ススっ

曜「い……」

曜(今までと、違う。怖い)

ダイヤ「まずは手始めに」

カリっ

曜「っ……」ビクンビクン!

曜(なんで、そんな下半身のとこ、噛んでっ!? 汚いっ!! 止めてッ)

曜「ンっ……ハぁ」

ダイヤ「チュパっ」

カリカリっ

106: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:43:52.31 ID:LwO3kqf+0
曜「ィ……」ビクンビクン!

ダイヤ「バスの時間が来るまでにあなたがイけば解放してあげますわ」

コリコリ
ピンっ

曜(……これ、無理っ、死んじゃうよぅっ……千歌ちゃん、助けて……梨子ちゃん)ビクンビクン!

ダイヤ「……私に抱かれながら、他の女のことを考えていますわね?」

グリグリっ

曜(潰れちゃうっ!! やめてっ会長!!!)ジワっ

トロ――

ダイヤ「分かりますか? 苛めれば苛める度、ここが濡れそぼってきているのが」

ネチャ
トロ――

ダイヤ「もっと、お見せなさい!」

ニチョニチョっ

曜(みせ、ないで……やめて、もう、むりだよっ!?)

コリコリっ



――――
―――
――

115: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:49:05.04 ID:LwO3kqf+0
フキフキ

ダイヤ「ふう」

曜「はあっ……はあっ」

ダイヤ「我慢なさるなんて。さすが、曜さんと言った所でしょうか。参りましたわ」

曜「……っ」ガクガク

ダイヤ「まあ、でもその様子だとまともに歩くこともままならないでしょうけど。今回は、特別に送って差し上げます。二回戦は後々」

曜(体が、熱いっ……下が、じんじんする……っ)

ダイヤ「じいや、曜さんを車に運んでくださる?」

じいや「はい」

125: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:52:35.36 ID:LwO3kqf+0
曜の家

バンっ

曜「……ありがとうございます。一人で、立てます」フラ

ダイヤ「では、また学校で」

曜「はい……」

じいや「……」ペコ

ブロロロ――

曜「……」

クルっ
ガチャ
バタン

126: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 10:58:42.74 ID:LwO3kqf+0
曜の部屋


ゴソゴソっ

曜「……っ」ズズ

ススっ

曜「……グスっ」

ポタポタ
ゴシゴシ

プルルル――ピっ

曜「もしもし、千歌ちゃん……」

梨子「はい? 曜ちゃん?」

曜「……梨子ちゃん? どうして、千歌ちゃんの携帯に……」ズキ

梨子「さっき、曜ちゃんとダイヤさんが千歌ちゃん家に行くって言ってたから……私も、心配だったし」

曜「そ、そっか……」ドクっ

梨子「それより、曜ちゃん、泣いてるの? 何か、嫌なことでもあった?」

曜「え、あ……ううん」

ゴシゴシ

梨子「今から、こっち来れる? 千歌ちゃんいい? え? だめ? なんでよ。あ、ちょ」

プッ
プープー

曜「……」

127: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:04:28.47 ID:LwO3kqf+0
曜「なんで、切るのさ……馬鹿千歌ちゃん」ドクッ

曜「もう、何がいけなかったの……分からないよ」

曜「苦しい」

曜「体がおかしいよ」

曜「助けてよ……千歌ちゃん」

曜「助けてよ……梨子ちゃん」

曜「どうにかしてよ……お願いだから……苦しいの止めて」

タタタ――

母「どこ行くの?」

曜「千歌ちゃん家!」

ガチャッ
バタン

135: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:11:46.18 ID:LwO3kqf+0
千歌の家


梨子「ちょっと、千歌ちゃん良かったの?」

千歌「だって、今、曜ちゃんに来られたら……私」

梨子「みんな、それに従ったんだから、千歌ちゃんも楽になってしまえばいいのに」

千歌「梨子ちゃん……曜ちゃんを傷つけたくないもん。梨子ちゃんだって、そうでしょ?」

梨子「……私は」

千歌「これが、なんなのか私には分からないけど。今は、私曜ちゃんに会えない」

梨子「なんで、そんなに強いのかしら……」

千歌「そんなことない。今も、いっぱいいっぱいだよ」

梨子「……私だって、曜ちゃんを傷つけたいわけじゃないのよ」

千歌「うん……」

梨子「善子ちゃんじゃないけど、私の中に悪魔が住んでるみたいで。脳に直接働きかけてくる。それに逆らえない」

千歌「うん……」

梨子「一つだけ、分かってるのは……曜ちゃんを――」

145: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:17:16.45 ID:LwO3kqf+0
―――
――


梨子「さて、私そろそろお暇するわね」

千歌「ごめんね、来てもらって」

梨子「あなたと一緒にいてもあんな気持ちにならないのにね」

千歌「梨子ちゃん、約束して」

梨子「なにを?」

千歌「曜ちゃんを傷つけないって」

梨子「……」

千歌「友だちだから。私たちの大切な友だちだから」


ピンポーン!

千歌「あ、誰か来た……って、私パジャマだった!」

梨子「ぷッ……出てきてあげる」

千歌「ごめーんッ、今、みんな忙しいから出れないと思うんだ……」

梨子「はいはい」

154: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:26:39.26 ID:LwO3kqf+0
ガラ

梨子「はい」

曜「……はあっ、はあっ」

梨子「曜ちゃん?!」

ドサっ

曜「はあっ……はあッ」

梨子「なんで」

曜「……だ」

梨子「え?」

曜「抜け駆けしないでよッ……二人とも、私を置いてかないでッ」

梨子「曜ちゃん……」

曜「お願いだからッ……ヒッ、梨子ちゃあああッ」ボタボタ

グリグリ――

梨子「……」ムラ

梨子(反則だわ……)

163: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:29:07.65 ID:LwO3kqf+0
千歌の部屋


トタトタ

千歌「あ、梨子ちゃん、誰だった?」

スッ

梨子「あ、あのそれが」

千歌「うん?」

トタトタ

曜「……ッ」ボタボタ

千歌「でええええッ!?」

曜「なんッで、そんなに嫌がるのさああッ……ばかああッ」ボタボタ

ゴシゴシッ

171: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:34:19.91 ID:LwO3kqf+0
千歌「ちょ、ちょっと梨子ちゃん、なんで曜ちゃんが!?」

梨子「まあ、あれで来ない曜ちゃんじゃないってことなんじゃ?」

曜「二人が、ここで私のこと退け者にしてたから……私、ダイヤさんに襲われちゃったんだからねッ……」ポタポタ

千歌「な」ガタッ

梨子「なんですって」ガタッ

曜「ばーか、ばーか! うえええッ」

千歌「うらやまけしからないねそれは! 全く!」

梨子「じゃないでしょッ。大丈夫だった? 曜ちゃん?」

ぎゅ
ぺしッ

曜「今さら優しくしなくてもいいよッ」

千歌「……曜ちゃん、ごめんね。私、曜ちゃんを傷つけたくなかった。だから、距離を取ったの」

183: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:43:49.66 ID:LwO3kqf+0
曜「……どういうこと?」グス

千歌「曜ちゃんも、気が付いてると思うけど……私達、この間から曜ちゃんのこと考えるとすっごくムラムラするの」

曜「え」

千歌「たぶん、あの屋上で曜ちゃんが倒れた時から……変なスイッチが入った」

梨子「それ以来、曜ちゃんにしたいことが頭の中にどんどん溢れて来て、自分を止めることができないのよ」

曜「あの時、私が、あれを爆発させなければ……」

千歌「だから、善子ちゃんに聞いたの。あれ、なんだったのかって。あれは、淫夢を見せる悪魔の遺物なんだって……曜ちゃんはあの時、その悪魔の呪いを受けちゃった。そして、その場にいた私たちはその呪いを完成させる手伝いをさせられているって」

曜「そんなオカルト……」

梨子「信じられないかもしれないけど、事実であり現実なのよ」

千歌「この衝動が治まるまで、私は曜ちゃんに会わないって決めたんだけど……」

曜「ご、ごめん千歌ちゃん」グスッ

千歌「来ちゃったものはしょうがないよ」

梨子「千歌ちゃん、私……我慢できないかも」

千歌「梨子ちゃん……私もだよ」

曜「あ、あの」

タジッ

189: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:49:32.45 ID:LwO3kqf+0
グイッ

千歌「曜ちゃん……」

曜「……千歌ちゃん」

ちゅッ

千歌「ん……」

梨子「じゃあ、下の口は頂くわ」

曜「や、ちょ、梨子ちゃ」

ぷちゅぷちゅ

梨子「……すごく、濡れてる」

にちゃ

曜「やだあ……見ないでよッ。ばか! ばか!」

千歌「ダイヤさんだね……」イラ

グイッ

曜「ンムッ!? 激しッ、千歌ちゃんッ」

千歌「……ちゅる」

梨子「あむッ」

ジュルルッ

曜「あッ……ひッやめッ……死んじゃうッ、死んじゃうよッ!?」ガクガク

190: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 11:56:47.11 ID:LwO3kqf+0
梨子「すごい、匂い。甘ったるくて、青臭くて好き」ゾクゾク

千歌「曜ちゃん、こんなにエッチな子だったなんて。こっちの方も、さすがだね」

曜「……ッひ」ビクンビクン

ギシギシッ

梨子「唾液と愛液が混じって、いやらしい蜜壺になったわね」

ちゅるう

千歌「だってさ、曜ちゃん聞こえてる?」

曜「ァッ……いッ……ッぁ」

千歌「だらしない顔……」ニコ

曜「これ以上……だめ、無理だよッ……死んじゃ」

千歌「死なないよッ。それがイくってこと。それで呪いは完成し、曜ちゃんは一生私と梨子ちゃんのお人形になるの」

梨子「……」

千歌「でも、そんな未来私達望んでない」

グチュグチュ 

曜「フッ……ぁ……ッ」


191: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 12:18:13.71 ID:LwO3kqf+0
千歌「だからね、曜ちゃん。曜ちゃんが先に、私たちをイかせてくれたら、解放されるの、できるよね?」

曜「……うッ」

梨子「曜ちゃん」

曜「やって……みるけど、でもッ」

梨子「じゃあ、私のと」

千歌「私の、同時にね」

曜「こんなこと初めてで」

梨子「力抜いて、曜ちゃん。大丈夫ッ、ここに指を入れて」

曜「……エイッ」

ツプッ

梨子「ん……ッ」

千歌「曜ちゃん、こっちにも」

曜「千歌ちゃん……」

千歌「怖くないよ。だって、曜ちゃんだもん。大好きな曜ちゃんだから」

曜「私だって、大好きな千歌ちゃんだから……」

千歌「いいんだよ……ね」

クパッ

曜「……うん」

グニュッ
グププッ

曜(二人とも、すごく溢れてる……それに、ヒクヒクしてる。お尻の方まで見えて恥ずかしいッ)


192: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 12:25:11.57 ID:LwO3kqf+0
梨子「曜ちゃんの指が……入ってるって考えるだけで私」

千歌「……私も。ね、手、つなごっか?」

梨子「そうね……ンッ」

ぎゅ

曜(これ、動かせばいいのかな)

ズニュズニュ
ゴリゴリ

曜「ど、どう?」

梨子「……初々しいのもいいかも」

千歌「最初はゆっくりでいいからね。曜ちゃんが慣れてきたら、少しずつ早くしてみて」

曜(千歌ちゃんにリードされるのって……しかも情事でなんて、考えたこともなかった)

曜(でも、私、変だね。最初は戸惑ってばかりだったのに、今は、そう、今は――この二人がイく所を見たいって思ってる)

曜(私も立派な変態だ)

グチュグチュ――

193: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 12:33:22.60 ID:LwO3kqf+0
――――
―――
――


チュンチュン


曜「ん……」パチ

曜「朝か……身体重たい」

梨子「スー……」

千歌「スピー……」

曜「幸せそうに寝てる」クス

ギシッ

曜「あ」

ピト(鏡)

曜「痣が、薄くなってる……」

曜「……でも、これ残りのみんなも同じようにしないといけないってこと?」

曜「が、がんばルビィ……」

千歌「曜ちゃん…むにゃ」

曜「はあい?」

千歌「む……ぅ」

曜「寝言か」

梨子「あ、だめッ、曜ちゃん」

曜「梨子ちゃん…一体どんな夢を……」

曜「……はは」


194: ◆/BueNLs5lw 2016/09/19(月) 12:40:30.97 ID:LwO3kqf+0
曜「……んー!」

曜「みんなを元に戻さないと、私の身体が持たないし……」

曜「どうにかなるなる!」

千歌「……曜ちゃん、丸裸で何してるの?」

曜「きゃッ」

千歌「……おっきいよね」

むにょ

曜「ちょ、ちょっとこらこら千歌君。君の呪いは解けたんでしょッ?」

千歌「どうかなー」

曜「千歌ちゃんッ、まさかもともと変態?」

千歌「ち、違うもん! 曜ちゃん限定だもん」

曜「……ええ」

梨子「曜ちゃん?」

ガバッ
ドサッ

曜「きゃッ」

梨子「全裸でどうしたのかしら?」

曜「また、そのくだりッ……ダ、ダレカタスケテー!」




おわり